英語で挨拶する時に知っておきたい5つのコツ

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英語で挨拶する時に知っておきたい5つのコツ


挨拶は人間関係の基本。これは世界共通です。
ただその作法は国や文化によってかなり違います。もちろん英語に置ける挨拶のマナーは存在しますし、これを知らないだけで損をすることもあります。
「お辞儀の代わりに握手するくらいのもんじゃないの?」なんて考えていたら大間違い。ぜひこの機会に正しい英語の挨拶を学びましょう!

1. アイコンタクト


これについてはもう聞き飽きたという人もいるかもしれませんが、それでもアイコンタクトができていない人があまりに多いのが現状です。

アイコンタクトはコミュニケーションの基本中の基本であり、これを怠っては相手に初対面から不信感を与えてしまいます。
挨拶をする際は、しっかりと相手の目を見て近づいていき、こちらが歓迎しているということを示しましょう。

もちろん、睨むのはよくありません。かと言って大げさにニヤける必要もありません。あくまで自然に、相手と会うのが嬉しいという雰囲気を意識してアイコンタクトをしましょう。

2. ハンドシェイク


ハンドシェイクは英語圏の挨拶の基本動作であり、またこのハンドシェイクひとつで相手がどんな人かわかる、なんて言われるほど重要なコミュニケーションテクニックです。特に注意していただきたいのが、握る手の力が弱すぎることです。中にはただ手を力なく差し出すだけという人がいますが、これは相手を歓迎していないように見えてしまい、場合によっては失礼にさえ当たります。

英語圏では男女問わずしっかりと心を込めて手を握るのが基本です。相手の手を握りつぶす必要はありませんが、しっかりと相手の手を握ることで確固たる自信と相手に対する敬意を表しましょう。時間にして大体0.5秒から1秒が目安です。

このとき、相手のヒジや肩を触る人がいます。これはより親密でフレンドリーな関係を築きたいという意思の表れですが、人によってはあまりに馴れ馴れしすぎると感じる人もいるので慣れないうちは避けましょう。一方で何回も会っていてすでにかなり親睦が深まっている相手に対しては有効な手段です。両手で握手することも同様のことが言えます。

ハンドシェイクが終わったらゆっくりと力を抜いて手を離し、自然に戻しましょう。何気ないこんな動作でも、実は慣れていないと相手にはすごくぎこちなく映ることがあるので、「握手くらい誰でもできる」と高をくくらず練習してみましょう。

ダメなハンドシェイクの例を紹介したこちらのビデオを参考にするとよいでしょう
https://www.youtube.com/watch?v=exUlCjqQsDA

3. お辞儀はしなくて良い


ご存知の方も多いと思いますが、基本的に英語圏ではお辞儀という文化はありません。なのでお辞儀は国際舞台のビジネスマナーには含まれないのが一般的です。
しかし、アジアにおけるお辞儀の文化はすでに世界中で知られており、日本人であるこちらを気遣ってあちらがお辞儀をしてくることもあります。急にこんなことをされると驚いてしまうこともありますが、これは相手があくまでこちらの文化に敬意を評し(中にはちょっとしたアイスブレークとして)やってくれていることがほとんどなので、素直にこちらもお辞儀をしましょう。

ただ、あちらがしていないのにこちらからお辞儀をするのは少し滑稽に映るのでやめておきましょう。あくまで相手がこちらに合わせてお辞儀をしてきた時に、それに合わせてあげるというスタンスを保ちましょう。

4. 相手の名前を口にする


非常に単純にも関わらず、多くの人が見逃しているテクニックが「相手の名前を呼ぶ」というものです。これは世界中の心理学の研究でも実証されている相手との距離を詰めるテクニックで、名前で呼ばれるだけで相手に好印象を与える確率が高くなります。

挨拶の際は、まず冒頭で必ず相手の名前を呼んで
”Hey James, how’s it going?”, ”Hi James, good to see you again”
などと問いかけ、帰り際には
”It was great catching up with you James.” “See you soon James”
と、ここでも相手の名前をしっかりと呼んであげることで、商談を一気に進めやすくできることでしょう。

5. 何か小ネタを常に用意しておく


こうした基本的な挨拶が終わったあと、実はここからが一番肝心と言っても過言ではないでしょう。というのも、挨拶のあとには必ず ”What’s going on?”、“How’s it going?”、 “What’s new?” などお互いの近況を伝え合うのが通例になっているからです。

もちろん、さほど話すことがないのであれば「特に何も」を意味する”Nothing much”、や “Same old”を使うのも問題ありませんが、せっかく自分主導で話題を選べるチャンスだというのに、それをみすみす見逃すのはもったいないでしょう。

取引先と会う時は、相手から近況を聞かれることを想定して、会う前から話のネタをいくつか仕込んでおきましょう。話題はなんでもいいのですが、できれば相手も興味があることのほうが好ましいです。

例えば相手がアメリカ人で野球が好きであれば「大谷翔平が昨日も打ってくれたから気分がいいんだよ。ところで日本では彼の話題で持ちきりだけど、アメリカでも彼は注目されているの?」のように、近況と合わせてスムーズに相手に話すチャンスをあげると会話が弾みやすいでしょう。
それ以外にも食事、家族の話、日本ならではの話題などは喜ばれます。ここはあなたのセンスが光るところなので、自分なりに楽しい話題を考えましょう。
一方天気などのありきたり過ぎて続かない話題や他の人の話(ゴシップなど)は好印象を持たれない可能性があるので避けましょう。

最後に ー 挨拶の駆け引き


日本と英語圏の文化の違いについて話していると「向こうはなんでも直接的に表現するでしょう?」などという人がいますが、これは大きな間違いです。
英語圏には英語圏の微妙な駆け引きというものがあり、挨拶はそれに際たる例と言えるでしょう。例えばハンドシェイクのひとつとっても、人によっては相手より強く握ることで自分の権威を見せつけようとする人もいますし、前述のように相手のヒジや肩などに触れて長く手を握っていることで親密さをアピールしようとする人もいます。
また表情についても、満面の笑みでいくよりも少し怖さを演出して交渉を少しでも有利に進めようとするテクニックなど、日本人が意識しない様々な駆け引きが行われています。今後はそれを意識しつつ、”戦略的な挨拶”を心がけましょう。
2019-07-30

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