English x ITキャンプのイベントレポート

令和最初のゴールデンウイーク中 (5/2～5/5)、ライフイズテック社とのコラボレーション企画として、中高生向けのEnglish x ITキャンプを実施しました。

参加する中高生は、日本語を話すメンターおよび英語しか話せないメンターのサポートを得ながらIT (アプリ・映像・ゲーム) の開発を行い、最終日には参加者全員および親御さんたちの前で、自分たちが開発したIT作品を英語でプレゼンテーションしました。

SparkDojoとしては、初めての子供向けプログラムでしたが、参加された中高生の方や親御さんからも非常に好評で、我々としても多くの学びがあり、実りあるプログラムとなりました。

今回ご一緒させて頂いたライフイズテックさんは、「中高生ひとり一人の可能性を最大限伸ばす」ことをミッションとして掲げ、2011年に活動をスタート。

中学生・高校生のためのプログラミング・ITキャンプ＆スクールを運営されており、いまでは国内最大級のプログラミング教育活動となっています。

最近ではディズニー社と提携してオンラインでプログラミングを学ぶ学習教材「テクノロジア魔法学校」もリリースされています。

最初のきっかけは、Life is Tech!の役員の方が英語力を強化したいということでSparkDojoにいらして頂いたことでした。
その方がSparkDojoのプログラムをスタートしてから、私たちのプログラムやアプローチをとても気に入っていただき、『このプログラムは子供たちにも届けたい。一緒にコラボできる可能性を検討しませんか』とおっしゃっていただきました。それから何度かの議論を繰り返した結果、今回のEnglish x ITキャンプの企画に至りました。

キャンプが行われた会場は、JR東京駅を出てすぐのところにあるセールスフォース・ドットコム社の素敵なオフィス。

10連休の超大型ゴールデンウイークにも関わらず、50名以上の中高生の方が参加、またライフイズテックさんからも役員の方を含む多くのスタッフの方と20名近くの大学生メンターが参加、セールスフォース・ドットコム社からも何名かがキャンプのサポートのために参加されました。そして、SparkDojoからは、代表の村重とプログラム開発責任者のREINAの2名が、初日から最終日までの4日間キャンプ運営チームとして入りました。

Day1
初日。緊張の面持ちで集まった中高生がオリジナルTシャツに着替えると、早速オープニングセレモニーが始まりました。

Life is Tech !のキャンプは、ITを学ぶためのプログラムだけでなく、随所にエンターテインメント要素が加えられているため、参加者のエクスピリエンスが最大限に高められるような秀逸な仕掛けがされています。

MCの方々のボケとツッコミ満載のやり取りを交えて、会場の空気を一気に和ませつつ、参加者の方々の成長を達成するために大事な点、英語コミュニケーションを促すための仕掛けなどを巧みに紹介していきました。SparkDojoのREINAも英語でMCに加わり、インターナショナルな雰囲気を作りました。


Day2
各グループごとに初日からの開発を続けながら、よりチームワークを高めたり、英語を積極的に使う機会を作るためのプログラムとして、謎解きイベントやEnglishスクランブルタイムという時間が設けられました。

謎解きイベントでは、チームに分かれて犯人を見つけるために参加者は英語で質問をして大事な情報を収集する必要があります。犯人探しと謎解きに必死になりながら、気がつけば皆が必死にEnglish Speakerのメンターに英語で質問を投げかけていました。

また、Englishスクランブルタイムという、英語しか使ってはいけない時間では、自分たちが開発している作品を英語で説明してくれました。

初日はまだぎくしゃくしていた雰囲気も2日目の午後には参加者が場に完全に溶け込んでおり、良いチームの雰囲気ができあがっていました。

Day3
この日は皇居で一般参賀が行われる日であったため、会場のすぐ外では皇居に向かう人で道が埋め尽くされていました。

そんななか、最終日に向けて必死に開発を終わらせつつ、英語でのプレゼン準備も行います。途中ではピザの注文を英語で行ったり、チームビルディングとして動画制作を行ったりと盛りだくさんな日となりました。

最終日のプレゼンに向けた準備として、順番にプレゼンのリハーサルを行い、SparkDojoの村重とREINAが個別フィードバックを実施しました。

Day4
最終日午後はいよいよ本番のプレゼンテーション。

我が子の成長を一目見るため、多くの親御さんも見学にいらっしゃいました。

いよいよ本番。参加者は順番に自分が作った作品のプレゼンテーションを英語で実施。

人前でのプレゼンテーションは大人でも緊張するもの。まして英語で大勢の前で自分のアイデアを発表するというのは多くのプロフェッショナルでも難易度が高いものです。

ですが、当日は私たちも正直びっくりするほど堂々と皆さん立派にプレゼンを終えました。

多くの親御さんからも、ぜひこういったプログラムを増やして欲しいとの感動の声をいただきました。

その後、クロージングセレモニーが終わっても、多くの方がなかなか会場を出ずに名残り惜しくも全て無事に終了を迎えました。

今回、中高生の皆さんおよびライフイズテックさんと過ごした4日間を通じて、多くの気づきと学びがありました。


まずはSparkDojoのプログラムが子供たちの成長にも有効であるということ。

SparkDojoのプログラムは、主にプロフェッショナル向けに開発を続けてきましたが、今回キャンプに参加した中高生も、プログラムを通じて、短期間で自信やスキルを身につけていきました。特に子供たちの素直さと吸収の早さには驚かされました。


次に、『グローバル化が進む100年時代における大人のリカレント教育が大事』か、それとも『これからの時代を担う子供の教育が大事』か、というテーマは二者択一という話ではなく、大人と子供の両方が成長していくことが、同じくらい大切であるということ。

国境の垣根を超えた会社組織や労働市場を作っていくには、いまの世の中におけるリーダーおよびリーダー候補である大人たちの成長と変化が不可欠です。

そして、子供たちが大人になって社会に出るときに、可能性の芽を不必要につぶされることなく、次世代の戦力として活躍できるチャンスがあることが大切です。

このような好循環を生んでいくための仕組みを作ることが重要だと改めて感じました。


そして最後に、このような大きな変化を生み出していくには、いろいろな立場の人たちが協力していくことが大切だということ。今回のようなコラボレーションプログラムも積極的に模索して、パートナーの方々と良い未来を実現していくことに努めていきたいと思います。

SparkDojo provides English communication skills training for individuals and corporate clients.
We have a school in Aoyama, Tokyo, and we provide a comprehensive training program that includes building a global mindset, increasing language fluency, and acquiring communication techniques for professionals of all levels.
https://www.sparkdojo.jp/en/