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キャリアプランなど考えるな - 「オープン」なチーム作りに必要不可欠な「DDC」とは?

August 14, 2020
今回のリーダーインタビューでは過去にアップル、ディズニーなど外資系大手企業でのマネジメントの要職を歴任し、現在、ITmedia(株)グローバル担当シニアヴァイスプレジデント/グローバルビジネス戦略室長である安倍川久寛氏がSPARKDOJOに登場!
彼の人生・仕事哲学、キャリア設計についてや、同氏が纏う「オープンさ」というものはどこから生まれてくるのか、非常に深みのあるお話をお聞かせいただけました。〈聞き手=佐伯玲奈〉
photo: hisahiro_abekawa

阿部川 久広 - Hisahiro Abekawa

Senior Vice President, ITmedia Inc. / Professor, iU University
マーケティング・PRコンサルタントをへて、アップル、ディズニーでマネジメントの要職を歴任。現在は、ITmedia(株)グローバル担当シニアヴァイスプレジデント/グローバルビジネス戦略室長。@IT Go Globalメインインタビューアー。スタートアップコンサルタント、作家、翻訳家としても活躍。元CNNニュースキャスター。著書『グロービッシュ・コミュニケーション術』(すばる舎)、翻訳書『「見えてる人」になるたった1つの法則』(実業之日本社)、『次の会議までに読んでおくように! 』(すばる舎)他。

Table of Contents:

  • 仕事の定義、捉え方
  • 元アップル、マクドナルドCEOの原田 泳幸さんとの思い出
  • キャリア設計などすべきではない?
  • 「今」に集中することではじめて、未来への道が開ける
  • 若い世代に伝えたいこと
  • リーダーシップについて
  • DDCを実践するために
  • DDCを実践するために
  • 自分の限界を知り、仲間を信頼することで「オープン」な雰囲気が生まれる
  • ※ 本記事は、英語インタビューの内容を元に、日本語にて読みやすく編集した内容となります。
    元の英語インタビューは、ページ上部の動画を再生してご覧ください。

仕事の定義、捉え方

- 非常にお忙しくされていますが、仕事以外は何をされていますか?

ハハハ(笑)。ただ、それは仕事についての定義、捉え方の問題ですね。私は「働いている」という感覚はなく、常に遊んでいる感じです。大変なものもそこに含まれているということは事実ですが、ただ、楽しんでいますよ。

元アップル、マクドナルドCEOの原田 泳幸さんとの思い出

私がアップルで働いている頃、ちょうど元マクドナルドのCEOとしても有名な原田 泳幸さんがアップルコンピュータージャパンの株式会社取締役として現役で活躍していた時で、その時に私の上司でもあったわけです。
その時、話されていたことが今でも印象的に残っています。原田さんはよく 「キャリアプランとかキャリアステップなどは考えるな。そんなのは幻想だ」 とみんなに向かって話していました。 もしくは「(キャリアプランを)持ってもいいけれど、それに固執するな」とも語っていました。
自分はこれが得意と思っていても、 他の人はそうは思っていなくて、自分が思っていることと 全く別の点について評価しているかもしれません。 そういったことは、自分の内面から出てくるよりも、むしろ周りの環境から形成されるものですよね。
原田さんは同時に「未来ではなく、今に集中しろ」と言っていました。そして、自分が今、何かしていることについて結果が出たとしたら、いつもそれに関して「誰かが見ている」と。 そして、その結果を見ていた人間があなたの将来のキャリアを形成するのだと。
つまり、あなた自身ではなく、あなた以外の誰か他の人があなた自身のキャリアを形成していくとも言えますね。

キャリア設計などすべきではない?

- どうしても5年後、10年後のキャリアというものについて、私たちは考えてしまいがちですが、、、

それが悪いというわけではないと思います。ただ、ほぼ確実に思い描いた通りにはならないでしょう。 例えば、100個ビジネスプランがあったとしても、実際はそのうちの1-2個しか実現しないでしょう。 ただし、それが1000個あったら、実現可能性は高まりますね。 要点としては、「できること」を自分で把握するのは不可能であり、他者の視点から見て初めてそれが顕在化する、ということなのです。
面白い話をしましょう。 今ソフトウェアを買うと、オンラインで購入して、それをサブスクリプションサービスなどからアップデートするのがスタンダードですが、20年以上前は物理的なソフトウェアのパッケージを店頭で購入していました。 当時はそのソフトウェアがアップデートされるたびに、店頭に行って最新版のパッケージを購入しなおすのが普通だったのです。 そして、これがサブスクリプションビジネスの原型とも捉えることができます。
そうなると、なんと20年以上前にすでにそのようなサービスがあったとも見れるわけですね。 ここで言いたいのは、当時は自分がしている仕事というのがどういうことなのかしっかりとは理解できていませんでした。 しかし、昔やった仕事の経験というものが、確かに今の自分に結びついていて、今の仕事に活かされているということです。

- 非常に興味深い視点ですね。

つまり、未来をあれこれと心配する必要はなく、今、目の前にあることに目を向けるべきですね。そして、このアイデアは私自身のものではなくて、スティーブ・ジョブズが最初です。彼が曰く「点と点をつなげ」と。そして、未来になってみて、見返してみて、自分の人生や仕事の「点と点が繋がっている」と気づくものであり、今するべきことは「点と点を繋げる」ことではないでしょうか。

「今」に集中することではじめて、未来への道が開ける

- どうしたら将来(のみ)に過度にフォーカスしすぎることなく、モチベーションを維持できるでしょうか?

子供の頃、若者だった頃、社会人1-2年目などは、将来について考えてきました。 しかし同時に、私が今日するべき仕事についてもよくわかっていませんでした。それが若かったということでしょう。 上司が仕事を持ってきてくれて、その仕事に対して一日中集中してやろうとしていたのです。 もちろん、その仕事のいくつかは、上司や同僚、クライアントや誰かに対して役に立っていたと思います。
そうしているうちにある日、「あれ、この仕事は以前に自分がやった仕事と似ているな」と思うようになったのです。 そのような「アハ体験」のようなものが積みかさなり、そんなことが今のビジネスに直接的に結びついていて、そしてそれは以前にはわからなかったことでもあります。

若い世代に伝えたいこと

- 若い世代、すでにプロとして活躍されていたり、まだ学生の方も含めて、自分自身の強みがわからないという方も多いと思うのですが、そういった若い世代に向けてメッセージなどありますか?

まず、自分自身とよく対話することですね。 上司や先生から言われてやるといったことは簡単ですが、その場合、問題になるのが「上司/先生のせいでこうなった」という発想になってしまうことです。
私がアップルやディズニーで働いていた頃はマーケティング周りのことが好きでやっていたのですが、それに付随して、人とよく話したり、人からインタビューを受けたりしていたんですよね。 そうしていると、ある日CNNが私のところにやってきて、「レポーターをやらないか」となったわけです。 そうしてレポーターをやると、翻訳をしたり、ストーリーを書いたりすることが多くなり、それが書く仕事だったりストーリーテリングのスキルなどにもつながりました。
今IUという大学の教授をしていますが、その過去の経験全て今に活きていますね。
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リーダーシップについて

市場の状況・社会情勢によってリーダーシップというものは変わってきます。 現在、非常に厳しい状況下にあると仮定しましょう。 その時、リーダーは的確な指示を出さなければいけません。 「こっちの方向に進もう、ついてきて」という風に。
もしくは、社会情勢などに大きく関わっている場合、「多様性」についても考える必要があります。 迅速に解決しなければならない問題がある時は、議論するより、スピードが必要となります。 リーダーシップとは、あくまで私にとってですが、「定義」というものはありません
一番大事なことは、 「組織を見て、リードする必要があれば、リードする」 それだけです。

DDCを実践するために

DDCについて話しましょう。
最初の「D」は「Diversity - 多様性」です。
次の「D」は「Decentralization - 非中央化」
三つ目の「C」は「Communication - コミュニケーション」です。
詳しく説明しましょう。
「Diversity」は常にディスカッションと結び付いています。 そして、ディスカッションによって新しいアイデアというものが出てきます。 私の言う「Diversity」年齢、性別、国籍やそれ以外の全てのことです。 考え方の多様性や物事の見方の多様性でもあります。 私も国際企業で働いていた経験がありますが、そういった環境ではコミュニケーションが非常に重要でした ディスカッションは大切なのはもちろんですが、それを正しく行うためには多様性が必要です。
2番目に「Decentralization」です。 スピードは非常に大切なことで、IT産業は特にそうでしょう。 80点ではなく65点くらいで、今日何か前に進むことができるなら、それで行ってくださいといったものです。 理由としては65点で前に進んで、それが少し間違っていたとしても、まだそれに対して対策する時間があるからです。 スピードを求めるために、部門やマネージャー、ディレクターなど、予算上、人材、意思決定の矛盾を解消するために、非中央化(非トップダウン)を進める必要があるでしょう。
最後に、「Communication」 これはタテヨコの両方がありますが、それをクロスさせた組み合わせのコミュニケーションもあります。 コミュニケーションは会議においても重要で、会議に関しては大きく3つの会議の型があるように私は思います。
1つは「純粋な意思決定のための会議」です。
2つ目は「情報共有のための会議」です。 これの意義としては一度、会議室からでて、戻ってきて、新しいアイデアを出すことができます。
3つ目は、もっぱら「ブレインストーミングのための会議」です。 もっと詳細にアイデアを詰めたり、斬新なアイデアを出したりなどです。
こうして、さらにDDCを用いつつ、アイデアを具現化していくことができます。

DDCを実践するために

- しかし、実際にそのDDC実践するとなると、私たちはどこから始めていけばいいのでしょうか?

誰でも、今日でも明日にでも、すぐに始めることができます。 非常に小さなことですが、同時に非常に有効です。
それはとにかく「話す」ことです。
日本人は特に国民性として、話すことをしませんよね。 海外に行くと、皆さんは私よりもっと良く話すので、「喋るのをやめて」ということもよくあるのですが、そういった時は手をあげてもらうなど、そういったボディーランゲージも含めて重要だと言えるでしょう。
また、テクニックとして、「今日のフレーズ」のようなものも決めて、それをなるべく言うようにするというテクニックも有効でしょう。

自分の限界を知り、仲間を信頼することで「オープン」な雰囲気が生まれる

- ここまでお話を伺って大きな「オープン」さというものがとなってご自身やそこを取り囲む方の中心にあるように感じます。その「オープン」というものはいかにして形成されるのでしょうか?

まず、最初に考えていただきたいのが、私たちの脳には限界があるということです。 物理的存在にも限界があります。 この世界において、私たち個人が一人でできることは非常に小さなものでしょう。 自分一人ではなく、3人、5人、100人、1000人と大人数が働く際に、必ず何か新しいことが起こりますし、それに対していつも解決法はあると考えています。
そういった場合に「思考停止」のようにならないことを自分自身に言い聞かせています。 自分では扱いきれない仕事をする場合、おそらく他の誰かはできるだろうと。 そして、その仕事をサポートしてくれる「誰か」を探し出すことにチャレンジするといったことを考えていますね。
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eventFeb 5, 2022
【2月24日(木)開催】第17回 SPARKDOJO × Courrier Japon 英語でオンライン飲みニケーション

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2022年が明けたと思ったら、あっという間に2月に入っていました。 「英語で飲みニケーション」イベントを振り返ってみたところ、最後のオフライン開宴がちょうど2年前の2月でした。その後、世界がこんなに変わろうとは──。 2年前のようにまた集まって飲みニケーションできる日を心待ちにしながら、今回もオンラインで開宴いたします。 以下のお題について、小グループでそれぞれ20分間ディスカッションします。お題が変わるごとに、グループのメンバーもシャッフルします。各グループにはファシリテーターがいます。最後は、全体でオープン飲みニケーションとなります。最初から最後まで英語のみでの飲み会になります。 Out of those New Year resolutions for 2022, which ones still hold? (2022年新年の抱負で、まだ持ちこたえているものはどれですか?) 【関連記事】そこまで努力しないで生活をちょっと改善する100の方法 https://courrier.jp/news/archives/273913/ How effective are online team building events comapred to offline ones? Do they make up for the lack of communication working remotely? (オンラインのチームビルディング・イベントは、オフラインのものと比べてどれくらい効果的でしょう? 在宅勤務のコミュニケーション不足を補うものになるでしょうか?) 【関連記事】在宅勤務のチームからイノベーションを生むためのコミュニケーションとは https://courrier.jp/news/archives/246310/ The Great Resignation is happening around the world. Is it a trend in Japan too? Why or why not? (「大離職」が世界中で起こっています。日本でもトレンドになっているでしょうか? そうだとすれば、あるいはそうでないとすればなぜでしょう?) 【関連記事】人は仕事に何を求めるのか? 国際調査で各国の違いが浮き彫りに https://courrier.jp/news/archives/274960/ 飲み物、食べ物、各自ご用意いただき、お誘い合わせのうえご参加ください。 第17回の日時、参加方法は以下のとおりです。 【日時】 2022年2月24日(木) 19:30 開宴 21:30 閉宴 【場所】 オンライン(「Zoom」利用) 【定員】 40名 【参加費】 1000円(クーリエ・ジャポン有料会員・SPARKDOJO生・学生は無料) ※SPARKDOJO 受講生の方はPeatixでお申込みの際に下記の割引コードをご入力ください 割引コード: DJDJ2022 【共催】 Courrier Japon 【参加方法】 以下のPeatixのイベントページよりお申込みください。参加券に、Zoomリンクとパスワードが記載されています。 ※SPARKDOJO 受講生の方はお申込みの際に割引コードをご入力ください(割引コード: DJDJ2021) Peatixイベントページ:https://egdnmct0222.peatix.com/view
eventNov 24, 2021
【12月2日(木)開催】第16回 SPARKDOJO × Courrier Japon 英語でオンライン飲みニケーション

【12月2日(木)開催】第16回 SPARKDOJO × Courrier Japon 英語でオンライン飲みニケーション

気づけば師走も間近。2021年も世界はコロナ禍に翻弄されてきましたが、皆様にとってはどんな年だったでしょうか。今年最後の英語で飲みニケーションで、英語で表現してみるのもまた一興かと。 以下のお題について、小グループでそれぞれ20分間ディスカッションします。お題が変わるごとに、グループのメンバーもシャッフルします。各グループにはファシリテーターがいます。今回、お題はふたつで、あとは忘年会として雑談です(じつはこれがいちばん上級?)。最初から最後まで英語のみでの飲み会になります。 What's your plan for the coming winter holidays? (この冬休みはどう過ごしますか?) What are pros and cons of an optional dual-surname system in Japan? (日本での選択的夫婦別姓制度のメリット・デメリットは何でしょう?) 飲み物、食べ物、各自ご用意いただき、お誘い合わせのうえご参加ください。 第16回の日時、参加方法は以下のとおりです。 【日時】 2021年12月2日(木) 19:30 開宴 21:30 閉宴 【場所】 オンライン(「Zoom」利用) 【定員】 40名 【参加費】 1000円(クーリエ・ジャポン有料会員・SPARKDOJO生・学生は無料) ※SPARKDOJO 受講生の方はPeatixでお申込みの際に下記の割引コードをご入力ください 割引コード: DJDJ2021 【共催】 Courrier Japon 【参加方法】 以下のPeatixのイベントページよりお申込みください。参加券に、Zoomリンクとパスワードが記載されています。 ※SPARKDOJO 受講生の方はお申込みの際に割引コードをご入力ください(割引コード: DJDJ2021) Peatixイベントページ:https://egdnmct1221.peatix.com/view
eventOct 18, 2021
【10月25日(月)開催】ご好評につき第2弾!インド現地の国際弁護士が直接教える\r\nインド市場への進出や投資検討において知っておくべき基礎知識 - 無料ウェブイベントのご案内

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本イベントでは、インド ニューデリーの法律・税務コンサルティングファーム Amicus - Advocates & Solicitors から、共同創業者・PartnerのShivi Rastogi様をお招きしたインタビューを開催いたします。 インドを始めとした海外の成長市場への進出や投資を検討する企業は多いものの、いざ実行となると知っておくべきルールや知らないとトラブルに発展しかねない法規制や商習慣などに阻まれてしまう事もあるのではないでしょうか。今回のインタビューではインド現地の国際弁護士がインドでのビジネスの始め方やそのために知っておきたい法律やルール、そしてインドの企業、スタートアップやマーケットに投資するにあたって必要な知識など・・具体的で実行に役立つ情報をお届けいたします。インドの法務情報に興味のある方はもちろんのこと、インドとのビジネスを検討中、もしくは進行中のプロフェッショナルや経営層、そしてインドマーケットに興味のある投資家の方にも必見の内容となっております。 ※本イベントにお申し込みいただいた方には、前回開催された第1弾のイベントお見逃し配信リンクを無料でプレゼント! 前回イベント『コロナ禍のインドでいま何が起きているのか?インドのニューデリーからの緊急レポート!市場変化とビジネスチャンス』 インドと日本のコミュニケーションの特徴の違い、ビジネスシーンのマナー、習慣や人脈形成、関係構築のお作法など、インドのビジネスシーンに関する基礎情報。https://lp.sparkdojo.jp/september_event (お申し込み受付後にメールにてリンクをお送りいたします。) こんな方にオススメです! ・インドの文化理解を高めたいプロフェッショナルや経営層の方 ・インドでのビジネス/投資に役立つ情報を知りたい方 ・インドの法規制や商習慣を把握したい方 ・グローバルキャリアで役に立つ英語・ビジネススキルを鍛えたい方 ・グローバル人材に必要な知識やマインドセットを学びたい方 ※ 本ウェビナーは英語で行われます Webinar 詳細・参加方法 日程: 10月25日(月) 時間: 16:00~17:00 参加費: 無料 参加方法:以下リンク内の『無料参加お申し込みフォーム』に必要事項をご記入の上送信してください。ご記入いただいたメールアドレスにウェビナー視聴用URLが記載されたメールが届きますので、リンクより当日ウェビナーにご参加ください。 【イベント詳細ページ】https://lp.sparkdojo.jp/october_event
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