DDCについて話しましょう。
最初の「D」は「Diversity - 多様性」です。
次の「D」は「Decentralization - 非中央化」。
三つ目の「C」は「Communication - コミュニケーション」です。
詳しく説明しましょう。
「Diversity」は常にディスカッションと結び付いています。 そして、ディスカッションによって新しいアイデアというものが出てきます。 私の言う「Diversity」は年齢、性別、国籍やそれ以外の全てのことです。 考え方の多様性や物事の見方の多様性でもあります。 私も国際企業で働いていた経験がありますが、そういった環境ではコミュニケーションが非常に重要でした ディスカッションは大切なのはもちろんですが、それを正しく行うためには多様性が必要です。
2番目に「Decentralization」です。 スピードは非常に大切なことで、IT産業は特にそうでしょう。 80点ではなく65点くらいで、今日何か前に進むことができるなら、それで行ってくださいといったものです。 理由としては65点で前に進んで、それが少し間違っていたとしても、まだそれに対して対策する時間があるからです。 スピードを求めるために、部門やマネージャー、ディレクターなど、予算上、人材、意思決定の矛盾を解消するために、非中央化(非トップダウン)を進める必要があるでしょう。
最後に、「Communication」
これはタテとヨコの両方がありますが、それをクロスさせた組み合わせのコミュニケーションもあります。 コミュニケーションは会議においても重要で、会議に関しては大きく3つの会議の型があるように私は思います。
1つは「純粋な意思決定のための会議」です。
2つ目は「情報共有のための会議」です。 これの意義としては一度、会議室からでて、戻ってきて、新しいアイデアを出すことができます。
3つ目は、もっぱら「ブレインストーミングのための会議」です。 もっと詳細にアイデアを詰めたり、斬新なアイデアを出したりなどです。
こうして、さらにDDCを用いつつ、アイデアを具現化していくことができます。