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日本文化・侍文化を武楽を通じて伝える
言葉の壁を越えて世界に発信したい想いを届けていく

Sam40代 男性 初級クラス - 白帯
武道芸術家 武楽座代表

日本の新しい文化・芸能を世界に発信

― 現在の職業と業務内容を教えてください。

「武の美」をテーマとして、侍が稽古した武術と、武士の嗜みとされてきた能や茶の湯の諸要素、音楽や華道、光の演出などを加え、静と動のコントラストも強調した「武楽」という芸能を世界各国で演じたり、後進育成したりしています。

武術は元々戦いの技術ですが、護身術、健康増進、平和な時代には精神の鍛練など、時代のニーズとともに変遷し、現在は競技スポーツとしての比重が重くなり、その過程で本来武術が持っていた型や儀礼、神事的な要素などの文化的側面が失われつつあるように感じられます。

― 今後の目標は何ですか?

私たちは、武道・武術の文化的側面と、洗練された動きそのものに現れる美を、芸術として昇華し21世紀の新たな侍文化のあり方として世界に展開していく挑戦をしています。

これは、過去の事例から見ると、イサドラ・ダンカン以降、ダンス等の身体表現も、絵画や彫刻などと同様にアートとして認識されてきたり、日本刀が美術品として価値が認められてきたり、あるいは、民芸のように、貴族的な装飾を施された道具ではなく、庶民が使う、使い勝手を追求したものにも美術的な価値があると提唱された事例をイメージしていただければ幸いです。

盆栽や歌舞伎は世界的にも有名な日本文化として一般的です。サムライという言葉も日本を代表する表現の一つとして世界に浸透しています。そして、武道 〝BUDO″も、日本の伝統的な文化の中でも、世界に広く普及し、柔道や空手などの武道人口は数千万人とも言われる大きな可能性を持っています。

私たちは、武道や侍の文化、「武楽」という表現体系を通して、日本の美しさや心を世界に発信していきます。

日本の哲学的な面、デリケートな側面や文化までも、
英語で伝えていきたい

― 英語をどう使っていきたいですか?

英語の必要性を感じながらも、中々時間を取れず、本格的に取り組み始めるようになったのはSPARKDOJOと出会ってからです。海外公演の際は、通訳の方がいるので問題はありませんが、質問を受けたときに「武楽」についての細やかな説明が難しく、自分の言葉で表現できるようになりたいと思います。例えば、日本人の多くが「神=God」と訳してしまいますが、武楽に特徴的に登場する「刀剣に宿る神」は、「God」ではなく、「Spirit」(精霊)の方が近いのではないか。ネイティヴの感覚に寄り添ってコミュニケーションできるようになりたいです。

人ひとり、それぞれ表現が異なるので、通訳を介するリスクは多少なりともあると思うので、今後英語ができるようになったら、私自身の考える哲学的な面や、「武楽」のデリケートな側面までも伝えていきたいです。

― 海外の方とコミュニケーションを取る際に、課題に感じていることはありますか?

海外の方が武道をやっていた場合、質問の内容も専門的になってきますが、同じ日本の武道でも流派によって考え方に差異がある場合もありますし、まったく知識のない方に対しても、ちょっとしたニュアンスの違いを理解した上で、文化が異なる人に伝えることは難しいと感じています。

昨年はブラジル公演を行いましたが、海外公演では日本公演とは違ったテイストにする場合がございます。武楽は、静と動の両側面を持っていて、演目によっていろいろと使い分けることができます。公演中も海外と日本のお客さんの反応は全然違って興味深いです。

日本人は黙って静かに鑑賞するのが一般的ですが、海外では声をあげて一喜一憂したり、演目の途中で拍手をしたり、とても盛り上がります。シルクドソレイユで来日したクラウンのパフォーマーは、日本人の反応が薄すぎて凹んでしまうこともあるようです。個人的には反応がある方が嬉しいですね。

発音は劇的に上達している

Samのトレーニング風景
稽古の合間に英語のトレーニング中。多忙な中でも、毎日のトレーニングは怠らない事が大切

― レッスンの印象を教えてください。

他の英会話スクール等の経験はなく、SPARKDOJOが初めてでした。印象としましては、少人数で、自分の目的にダイレクトで、且つ即効性のある内容も多く早い段階で成長を感じ自信を持てる優れたメソッドだと感じています。

日本の学校における英語教育では、全員が同じ流れで6~10年勉強しても話せない人がほとんど。一方、SPARKDOJOでは、発音練習から徹底的に行ったり、サバイバルフレーズを覚えたり、実用的な成果を感じられます。

まず、ネイティブスピーカーを相手に「話を聞きたい」と思わせる必要があったので、そのためのコンテンツの準備と、プロフェッショナルとして恥ずかしくない話し方を身に着けるという目標をまず設定しました。

自主的に学ぼうというモチベーションの差もありますが、今まで受けてきた10年近い英語教育よりもSPARKDOJOでの短期間のレッスンの方が具体的な効果が大きく感じました。

― 実際SPARKDOJOに入門して、いかがですか?

よりネイティブに近い発音が習得できてきていると感じています。趣味をたずねるときに、What’s your hobby? と聞きたくなってしまいがちですが、hobbyはコアな趣味を示すので自然ではないということなど、ネイティヴのトレーナーから、リアルな感覚も知ることができて勉強になります。

― SPARKDOJO入門前と後で、違いを感じますか?

以前はヒアリングへの苦手意識があり、わからない単語が一つでもあると止まってしまっていました。

SPARKDOJOのおかげで、最近では分からなかったら"Can you repeat that?"、"What does --- mean?" と聞き返したり、知っている言葉で何かしら表現を変えたりすることで、相手に伝えられるようになってきました。

また、発音は劇的に上達している実感があり、自信を持って大きな声ではっきりとコミュニケーションを取りやすくなりました。

― 英語が上達した時に挑戦してみたいことはありますか?

いつかTEDに出てみたいです。お坊さんなど日本人の英語のスピーチもいくつか見ましたが、「日本の文化で世界に貢献できるのでは」といった考えは、私の伝えていきたいことと重なり、参考になります。発音は劇的に上達している実感があり、自信を持って大きな声ではっきりとコミュニケーションを取りやすくなりました。

日本の文化を理解している人が、英語で世界に伝えていくことは急務だと思います。”日本文化×英語力”の両方を兼ね備えている人は稀有な存在ではないでしょうか。

日本人は、英語で質問されて、わからなくても「Yes Yes」などと言ってしまう傾向があると思います。オリンピックや万博の開催においても、今のままでは誤った日本文化が伝わってしまう恐れがあります。

日本文化のデリケートな側面までを適切に伝えていけるような、”日本文化×英語力”を備えた人材を育成したり、意識して取り組んだりしていくことは、これからの日本に必要だと思います。私は「武楽を通して海外に日本の美を伝えていく」という想いを軸に、英語力をスキルアップしていくことで、その一端を担っていきたいです。