英語で人を惹きつける話のまとめ方 3つのコツ

英語 コミュ力 青山 レッスン 実践 グローバルマインドセット コミュニケーションスキル 東京青山

英語で人を惹きつける話のまとめ方 3つのコツ


英語・日本語関係なく、コミュニケーションにおいて「話をまとめる」力は非常に大事なスキルです。プレゼンテーションで要点をおさらいする時はもちろん、会議進行やちょっとした依頼ごとでも話をまとめる力は効果を発揮します。

聞き手に言葉が響くか、思惑どおりにアクションを起こしてくれるかなど、話が上手くまとまっているとコミュニケーションに結果がついてきます。逆にまとまりが悪いと、再度説明が必要であったりアクションのリマインダーが必要になったりと、無駄なコミュニケーションが発生してしまいます。

ただでさえ情報過多と言われる現代社会、無駄なコミュニケーションはなるべく避けたいものです。海外メンバーやクライアントとやり取りする中でも当然同じことが言えます。ならば英語でも人を惹きつけるような上手な話のまとめ方を身につけコミュニケーションの無駄を減らしましょう!

その1:要点を繰り返し、確認する


まず一番やりやすい方法として、プレゼンやミーティングの最後に要点を繰り返し、相手と確認するという方法があります。

この方法は簡単に聞こえて、実はそれなりの練習が必要なスキルです。というのも、プレゼンなど自分主導で話しているものであれば簡単ですが、ミーティングなどその場で様々なことが決まっていく場合はお互いに条件を突きつけあいながら話が進んでいくため、どこが落としどころだったのかを見極め、それを簡潔な言葉にまとめる能力が必要になってきます。

もちろん、仮に間違えてもミーティングの参加者が訂正してくれるので問題はありませんが、できれば自分で必要な情報を見極め、簡潔に伝えるという円滑なコミュニケーションの基本をここで養いたいところです。

例: So, let’s review the main points we talked about just now. It’s important to…[main points]

その2:聞き手にとっても大切・重要と感じてもらうため「ベネフィット」を強調


ビジネスというのはお互いがWIN-WINの関係を築くものです。特に新規顧客開拓などの場合、自分たちの要望ばかり主張したり、逆に相手の条件を聞くだけではスマートなピッチトークとは言えませんし、商談ももなかなか進まないでしょう。

デキるビジネスパーソンというのは、お互いにとってのベネフィット、つまりメリットや利益をしっかりと提示し、場合によっては相手も気づかなかったような利点をアピールすることもできます。これをするには、相手の思惑や意図を汲むための事前のリサーチ、相手の業界への理解の深さ、そしてそれを自分たちでいかに提供できるかという話術のうまさが求められます。

最初から完璧なピッチをするのは難しいですが、常に相手にとってのベネフィットを考え、提示するのはビジネストークの基礎でもあるのでぜひマスターしておきたいスキルです。

例: This is something that will benefit us all, as for us…[benefit for speaker/speaker’s team], and for you…[benefit for listener/listener’s team]

その3:聞き手がどんなアクションを起こすべきかを明確にする(CTA:コール・トゥ・アクション)


会話がまとまらない時というのは、往々にしてお互いが何を求めているのかわからず、それを探ろうと牽制し合っていることがあります。これはお互いが相手に対して求めるものを明確に伝えきれていないからです。

「それくらい相手も察するだろう」などという考えでは英語でビジネスはできません。たとえ相手が察していたとしても、具体的にどんなアクションを起こしてほしいのかこちらの口からハッキリと伝えることに意義があります。こうすることで間違いの余地を一切なくし、またこちら側の要求を明確にすることでお互いに安心して円滑にビジネスが進められます。さらに、こうして何をすべきかを具体的に口に出すことで自社に持ち帰った時の指示も出しやすいですし、ミスの予防にもなります。

これを実践するには、まずお互いどのような作業が発生するのかという工程の理解と、具体的にどちらが何をするかを明確に決めるリーダーシップが必要です。逆にこのように話をまとめると一気にリーダーシップを見せつけることができ、プロジェクトのイニシアティブを取ることができるでしょう。

例: Before we break off, here are some immediate things that you can start with…[immediate action items]. In the mid to long-term, let’s make sure we…[action items that you want listeners to work on with specific deadlines]

最後に


いかがでしたか?よく「英語は日本語に比べてハッキリと伝える言語だ」などという方がいますが、こうしてハッキリと伝えるためには事前のリサーチや自分たちの求めるものを明確に、簡潔に伝えるといった高度なテクニックが必要です。

思ったことをそのまま口にすればいいと思っていた人は一度考えを改めるべきでしょう。英語は解釈の違いによる誤差をできるかぎりなくすために言葉を慎重に選び、また自分よがりに主張だけをするのではなく、お互いにとっての利益を深く考えて提示する分析的な思考も必要とします。(グローバルな場面・環境でビジネスするときは常に参加者が色々な背景・経験・価値観を持っている可能性を念頭に置かなければいけません)

ここで述べた3つのポイントを踏まえつつ、できる限りミスや無駄をなくす明確なコミュニケーションと話のまとめ方を意識しましょう。次回英語で話をまとめる際には一つでもいいので是非上記テクニックを実践してみてください!
2019-08-04

About SparkDojo

東京青山にある英語コミュニケーションスクール
英語で「伝える力」を自分の武器として身につけるプログラム
SparkDojoでは、英単語や文法の知識だけではなく、ポジティブな第一印象の作り方からディスカッションの主導権の握り方まで、マインドセット・ランゲージ・テクニックの3つの観点からコミュニケーションスキルを包括的に鍛えます。
https://www.sparkdojo.jp/
SparkDojo provides English communication skills training for individuals and corporate clients.
We have a school in Aoyama, Tokyo, and we provide a comprehensive training program that includes building a global mindset, increasing language fluency, and acquiring communication techniques for professionals of all levels.
https://www.sparkdojo.jp/en/