[Journal - Vol 30] 多様性 vs 同質性。働くならどっち?\r\n

いつもお世話になっております。SparkDojo代表のLeoこと、村重です。

毎月末に、SparkDojoをより深く知って頂くためのアップデートやアントレプレナーシップ、グローバルトピックに関連するような内容を発信しています。

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昨今、ダイバーシティ(多様性)という考え方が市民権を得てきたように見えます。
皆さんの勤務されている環境はいかがでしょうか?
また、皆さんは多様な組織環境と同質性の強い組織環境のどちらで働きたいですか?

私個人としては、少しでも多くの方に多様な環境で働く醍醐味を楽しんでほしいと思います。ですが、それと同時に、多様な環境で働きたい人ほど、何かしらの形で同質性の強い組織にも身を置くべきだと思っています。

一見矛盾する、或いは八方美人のように聞こえるかもしれませんが、同質性の強い組織で揉まれるからこそ多様な組織のなかで自分自身の価値と魅力が増し、そして多様な組織で常に様々な個性から刺激を受けるからこそ同質性の強い組織で自分の武器になるスキルを磨くことの重要性を知るのではないかと思います。
どちらが良いというのではなく、バランスが大事だと思います。


同質性が求められる組織では・・
・個性や”自分はこう思う”ということを主張することよりも、期待される方向性に対して少しでも正確に、より”良く”動くことが求められるでしょう。
・窮屈に感じる反面、ある意味でいろいろなことが明確なので、実は混乱が少なく、物事の基本やその分野における応用がより体系的に身に付きやすいとも言えます。
・また誰がどういう動きを期待されているかも比較的明確なので、○○さんがこれをするのは”あたりまえ”といった前提が共有されているため、ある意味ではコミュニケーションも楽です。

多様な組織では・・
・自分自身をありのままに思い切り存分に発揮でき、そして、社会では、場合によっては差別にもつながりかねないような差異も、その人のユニークな個性を光らせるスパイスになります。
・一方で、誰かが何かを教えてくれるわけでもないため、基本的には自分自身で個性や強みに磨きをかけなければいけませんし、そうでなければ自分自身の存在価値が下がってくるという怖さもあります。
・周囲が自分の期待するパターンで動くこともないので、コミュニケーションやお互いがお互いを活かすためのスキルも必要になります。一歩間違えると誤解の連鎖というカオスも待っています。


これらの良し悪しを踏まえると、同質性の強い組織で自分の軸となる強みと弱点を鍛えることを行いながら、多様な組織で思い切り試してみるといったスタイルを取ることで、結果として多様な組織のなかでの存在価値も高まり、健全でないレベルのストレスに苛まれることをコントロールしながら、人生をより刺激的に楽しむことができるのではないかと思います。

つまり、冒頭に書いた表現を少し変えると、多様な環境を最大限楽しむための秘訣は、両方のバランスの取り方にあるのではないかと考えます。そして、自分の人生のステージに応じて、そのバランスの比重を見極めることが肝ではないかと思います。

バランスの取り方もいろいろあります。
例えば、いまの時期は同質性の高い組織に身を置いて、特定のスキルを身につけることに集中する。そして、それを達成したら、次は多様な環境を目指す。或いは、一週間のうちの8割は多様なグループに身を置くが、2割は同質性の高いグループで時間を過ごす、もしくはその逆の比率、仕事は多様な環境で趣味は同質性の強い環境、或いはその逆、などなど。

皆さんそれぞれの人生感や価値観があるはずなので、今回はあえて具体的な例は記述しませんでした。

皆さんはどのように考え、どのように行動しますか?
2019-06-30

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