[Journal - Vol 22] テクノロジー時代の英語の学び方

いつもお世話になっております。SparkDojo代表のLeoこと、村重です。

毎月末に、SparkDojoをより深く知って頂くためのアップデートやアントレプレナーシップ、グローバルトピックに関連するような内容を発信しています。

それでは今月号です。

①SparkDojo News
②今月のつぶやき 『テクノロジー時代の英語の学び方』

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①SparkDojo News

【News】
◼️SparkDojo English Club
日時:毎月第1・第3金曜日 19:00 - 20:30 (開場18:30)
参加費:一般2,000円、SparkDojo Trainee 1,000円
対象レベル:初級者からネイティブレベルの方まで
初回参加登録はこちらから:https://peatix.com/event/438713
先着15名までなのでお早めに登録ください!
クーポン1:新規の参加者を紹介すればその方も紹介者も次回参加費無料!
クーポン2:SparkDojoをFacebook、Googleでレビューすれば次回参加費無料!

【イベント】
◼️ Spark Up! vol.1 - The SparkDojo Meetup
新しいミートアップシリーズの\"SPARK UP!\"を11月9日(金)に行います。
日時:11月9日(金) 18:30 - 22:00
場所:Two Dogs Taproom(2Fスペース貸切)
東京都港区六本木3丁目15-24 アリエスビル
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13161201/dtlmap/
詳細はオフィシャルSparkDojo FBページ上のイベントページからもご確認いただけます。
ご参加お待ちしております!
https://www.facebook.com/events/736799293350035/

◼️The SPOTLIGHT by SparkDojo
SparkDojoの新しいイベント企画です。SparkDojoのProgram DirectorであるREINAがモデレーターとして、世の中の課題や問題点を取上げ、それらの問題解決に向けて様々なバックグラウンドのプロフェッショナルの意見を引き出します。
BLINK Communityのグローバルなバイリンガルコミュニティとの貴重なネットワーキングの機会もご用意しておりますので、ぜひ奮ってご参加ください!
日時:11月29日(木) 18:30 - 21:30
場所:BLINK Smart Workspace 1F (六本木ヒルズから徒歩1分)
東京都港区元麻布 3-1-6
https://blinkcommunity.com/

◼️Courrier Japon × SparkDojo コラボ イベント
日時:12月5日(水) 夜
場所などの詳細は、追ってお知らせいたします。

◼️SparkDojo BONENKAI 2018
日時:12月14日(金)
場所などの詳細は、追ってお知らせいたします。
スケジュールの確保をお願いします!

※詳細は事務局メール・FB等をご確認ください。

②今月のつぶやき

最近は日本語の資料をクラウドやアプリで簡単にしかも無料で英訳できたり、ほんの数年前でも想像がつかなかったレベルで便利になってきました。

このような身の回りでのテクノロジーの発達に伴い、最近よく聞くようになったのが、
『これからのIT・AIの時代、もはや外国語を学ぶ必要はないのではないか?』
という声です。

今月はこの点について私の個人的な考えを書き記したいと思います。
※SparkDojoの文脈なので、以下の文章は英語を学ぶという前提で書いていますが、基本的には他の言語でも同じだと考えます。



<必要性がなくなることはない>
今後、技術がどこまで進化するかは分かりませんが、人が言葉を交わさなくても社会システムが問題なく成り立つという時代が来ない限り、或いはロボットが子育てをできるようなレベルに達しない限り、言語の必要性がなくなることはないかと思います。特に、異文化コミュニケーションはコミュニケーションのなかでも最も難易度の高い部類に区分されるため、そこで避けられない言語の必要性がなくなるという考え方は、前線にいればいるほど想像しがたいというのが本音です。

もちろん、言語の必要性が下がるという人も増えると思います。
それは、インフラや環境の変化によって、これまでわざわざ海外に行ったり、英語でやり取りしていたことが必要なくなる人、または海外の人の方が日本語を上手に操るため自分自身が頑張る必要がなくなったケースなど。

また、従来のテスト対策や記憶偏重型の”言語学習”の本質的な重要性も低下するのではないでしょうか。重要性が低下するといっても、知識はあるに越したことはありません。要らなくなるというよりは、単語や熟語を暗記しなくても、テクノロジーの代替手段があるという意味です。

特にSparkDojoの生徒の方、また、その周囲にいらっしゃる方の多くは、現在あるいは将来的に、グローバルな環境で、何かしらの目的のために大なり小なりのリーダーシップを発揮する必要がある方たちですので、言語ハンデがあるアウェイな環境で、信頼を勝ち取ったり、ポジションを取ったりすることが求められます。母国語でも難しいやり取りを翻訳機に頼って成立させられるほど簡単な場面はなかなか無いかと思います。


<コミュニケーションの内容に応じたテクノロジーの活用余地>
コミュニケーションにも種類がいろいろあります。「テクノロジーが全てを解決してくれる!」や「とにかく気合と根性で頑張るしかない!」といった極端な発想にならないためにも、「テクノロジーを活用した方が良さそうな部分」と「テクノロジーでは解決が難しそうな部分」という自分なりのラインを引くことが最初のステップかと思います。

以下に簡単に私なりの考えをまとめましたの参考にしてください。

①整理された(できる)情報の伝達
・ここはテクノロジーの恩恵を最も受けやすい部分だと思います。
・例えば、住所や天気の確認といったあまりリスクのない情報のやり取りや、少し複雑なものであれば国際的に定義されている知識体系などは、元の文章がしっかりしていれば自動翻訳精度も悪くないでしょうし、精度は上がりやすいと思います。自分が生業とする領域は別として、馴染みが無い領域の単語まで暗記する苦労を考えるとテクノロジーを活かすメリットが大きいと思います。私も翻訳ツールを活用することがよくありますが、うまく工夫すればとても便利です。


②問題解決に関するやり取り
・問題がパターン化できるかどうかがテクノロジーを活用できるかがポイントになると思います。
・ある程度パターンが決まっている場合は、問題と対策のパターンをテンプレート化して、言語対訳を登録することで二次災害的なトラブルも防ぎやすいでしょう。
・一方で、パターン化が難しい問題については、高度なコミュニケーションを行う必要があり、テクノロジーでの代替が難しいと考えられるため、やはりスキルを磨く必要があります。


③本能や欲求が絡むやり取り
・感情などや基本的欲求などが絡む本能レベルでのコミュニケーションは、やはりテクノロジーでの代替は難しいのではないかと思います。
・例えば「もっと自分を理解してもらいたい」「もっと相手を理解したい」といった基本的なことも、マシーンを通じて表現と表情がチグハグだと、何か後味の悪さや物足りなさ、場合によっては不愉快な感情すら残ることでしょう。
・なので、最低限郷に入っては郷に従うことができるレベルまでのキャラクタービルディングや思考プロセスを身につけることは重要です。


④意思・思惑・信念などが絡むやり取り
・相手の気持ちを察して相手のためだけを考えて平和的に行動する人たちだけではないのが現実なので、最終的にテクノロジーの限界はここにあると思います。
・必ずしも醜い思惑のぶつかりあいといった場面だけでなくても、ちょっとした価値観の違いや誤解に伴う衝突は同じ母国語の人同士でも日常的なので、異なる言語を話す相手だとなおのことです。
・このような場面では、文章そのものだけでなく、言葉と文脈の間であったり、表情や身体の動きと言葉のズレ、声の抑揚の乱れといった部分も含めて真の意図を含めた理解をする必要があります。
・また、自分と異なる信念を持っている人に対して、自分の信念をぶつけて賛同してもらうためには、相手の価値観などを理解したうえで、適切な言葉選びと適切な順番での組み立てを行うといったスキルが必要です。このようなリーダーシップを発揮する必要がある場面でテクノロジーに頼ることは期待できないでしょう。


<身につけるべきスキル>
その人の目的によって要件は異なりますが、あくまでも何かしらのリーダーシップを発揮する必要がある前提で考えると、テクノロジーをフル活用したとしても、以下のスキルはやはり身につけるべきだと考えます。

まず、言語力という意味では、英語を話す多様な人たちと最低限の意思疎通や共感をできるレベルまで基本的な言語を使いこなす力。ただし、必ずしもネイティブスピーカーを目指すことや無数の単語や熟語を知っている必要はありません。(もちろんレベルは高いに越したことはない)

具体的には、
・アクセントを含めて英語の音が拾えること
・相手が拾えるレベルの音を発音できること
・自然な感情表現や反応、基本的な思考を英語でできること
・英語の言葉のニュアンスを掴めること
・知らない知識を英語で学ぶことができること
など

次に、もっと大事なことが、テクノロジーで容易に代替できない、またネイティブスピーカーだからという理由だけでも必ずしも発揮できない、コミュニケーションスキルを磨くことだと考えます。


具体的には、
・相手に自分を強くかつポジティブに印象づけられること
・相手と良好な関係を構築できること
・議論や関係性のなかで適切なポジションを取れること
・相手に何かしらポジティブな影響を与えられること
など


※デジタルやオンラインでのプレゼンスやリーダーシップを高める方は戦略的なライティングスキルやメッセージ発信力など。

テクノロジーの進化とともに要件を見直す必要はありますが、少なくともしばらくはこれらが必須要件かと私は思います。
皆さんはどう思いますか?
いろいろな考え方があると思いますので、ぜひSPARK UP! (ミートアップイベント)のときにでも意見をお持ちください。


徐々に忘年会などの飲み会が増えてくる時期ですが、飲みすぎて体を壊さないようにバランスを取りながら年末に向かいましょう。



※今後、メール配信を希望されない方は、お手数ですがこのメールにご返信頂けますと幸いです。
2018-10-31

About SparkDojo

東京青山にある英語コミュニケーションスクール
英語で「伝える力」を自分の武器として身につけるプログラム
SparkDojoでは、英単語や文法の知識だけではなく、ポジティブな第一印象の作り方からディスカッションの主導権の握り方まで、マインドセット・ランゲージ・テクニックの3つの観点からコミュニケーションスキルを包括的に鍛えます。
https://www.sparkdojo.jp/
SparkDojo provides English communication skills training for individuals and corporate clients.
We have a school in Aoyama, Tokyo, and we provide a comprehensive training program that includes building a global mindset, increasing language fluency, and acquiring communication techniques for professionals of all levels.
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