[Vol 40] 信頼貯金

いつもお世話になっております。SparkDojo代表のLeoこと、村重です。

毎月末に、SparkDojoをより深く知って頂くためのアップデートやアントレプレナーシップ、グローバルトピックに関連するような内容を発信しています。

外出規制やリモートワークの生活には慣れてきましたでしょうか？
私たちの会社はリモート環境での働き方には比較的慣れている方だと思いますが、それでも対面でのコミュニケーションがほぼ０になるというのは不思議な感じです。

このような特殊な環境がいつまで続くかは分かりませんが、
SparkDojoとしても、GW企画として海外からのゲストを交えたグローバルイベント、ビジネスリーダーインタビュー、英語コミュ力に関するセミナーなどのオンラインイベントを全て無料で実施する予定で準備を進めております。
近いうちに正式なアナウンスを致しますので、ぜひご参加ください。

さて、本題です。

今月は、いまだからこそ足元を見直すことの重要性を提起したいと思います。

いまの私たちはすごく特殊な状況に居合わせています。
近くのお店に行くことに制限がある状況でありながら、その一方で、アイデアによっては地球の裏側にいる人と簡単にコラボレーションすることさえできてしまうという、不思議な矛盾が共存する瞬間に私たちは生きていると言えます。

いつまでこの特殊な環境が続くかは分かりませんが、場合によっては残酷なまでにいろいろなモノが淘汰されてしまう可能性もあると言えます。
その一方で、例えこのような状況であっても、必要とされるモノを提供できれば、逆に新しいチャンスに繋がる機会も増えるのだろうと思います。運の要素もあるので絶対とは言えませんが。


そして、このような時期に活動をするうえで一つの大きなハンデとなるのが、対面で人に会えないということです。特に、初めて会う人とPCやスマホの画面越しだけで信頼関係を構築することは、対面で会うときよりも難しいかと思います。雰囲気でごまかしたりするようなやり取りは、リモートコミュニケーションでは通用しにくいでしょう。
だからこそ、例え意識的であっても無意識的であっても、これまでどのような人とどのような信頼関係を築いてきたのかが、より一層重要になるかと思います。
つまり、信頼関係がある相手が困っているときには助けてあげようと思うかもしれませんし、逆に自分が困っているときは信頼してくれている相手がもしかしたらチャンスや救いの手を差し伸べてくれるかもしれません。また、新しい人間関係を築くことが難しいからこそ、旧知の仲での新しい活動や、それぞれの信頼と信頼がお互いのネットワークを活かすことによるコラボレーションやシナジーにつながる可能性もあるかもしれません。


しかし、信頼を得たり、相手を本当に信頼するのには時間がかかります。
まして、自分のことばかり考えて見返りだけを求めたり、あざとい行動をしていては、信頼は生まれません。逆にGiveの心で行動しているからといって、必ずしも皆に刺さるとは言いきれませんし、信頼に繋がるとも限りません。
その一方で、自分にできることを一生懸命やったり、何気なく人を助けたことが想像以上の信頼に繋がることもあります。何が正解なのかは分かりません。
例えば、私が信頼する方を思い返してみると、厳しいことでも大事なことをはっきりと言ってくれる人、ズルいことをしない人、必ず時間や約束を守る人、勇気のある人、心から優しい人、などが思い当たります。
相手からの信頼は自分が決めるものではないのでコントロールするものではなく、少なくとも自分ができることとして、何かしらの強い信念を持ち一貫性を持った行動をすることが大事ではないかと思います。

このような時期ですので、自分の周りの人間関係を振り返り整理しながら、それと同時に自分自身の信頼貯金の残高はいまどのくらいあるのか、と考えてみる良い機会ではないでしょうか。残高が少なければ少ないなりに行動を見直す機会ですし、多ければ多いなりに欲張ることなくその活かし方を考えるのも良いと思います。

SparkDojoの生徒同士や生徒とスタッフとの間でも信頼関係の構築を大事にして、このような状況であっても良い未来に繋がっていけば何よりです。


GWも外出は制限がかかっていますが、健康に気を配りつつ、有益な時間をお過ごしください。

SparkDojo provides English communication skills training for individuals and corporate clients.
We have a school in Aoyama, Tokyo, and we provide a comprehensive training program that includes building a global mindset, increasing language fluency, and acquiring communication techniques for professionals of all levels.
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