[Vol 38] 非常時にお茶を飲む余裕

いつもお世話になっております。SparkDojo代表のLeoこと、村重です。

毎月末に、SparkDojoをより深く知って頂くためのアップデートやアントレプレナーシップ、グローバルトピックに関連するような内容を発信しています。

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昨今の情勢を踏まえて、SparkDojoでは2/28時点では下記方針を取っております。
・不特定多数が集まる大きなイベントについては状況が収束するまで見送り
・少人数クラス・少人数イベントは換気・手洗い・うがいなどを徹底のうえ通常通り実施

状況の変化に応じて、随時方針も変更する可能性がございます。
方針変更時は現Traineeの方に対して事務局よりご連絡いたします。
また体調不良の方につきましては、周囲の方への配慮あるご判断をお願いします。


さて、コロナウィルスの件で、世の中全体が独特な空気に包まれた日々が続いております。

このような通常と違う状況、すなわち、正しい情報と誤った情報が混在し、人々がある種の異様な興奮状態にあるときは、いつも以上に冷静さを保つことと自分自身の五感に基づく判断を行うことが重要になります。

以前、自衛隊の訓練中に実体験を通じて学んだことですが、人はパニック状態になると通常では決して想像もつかないような行動を平然と取りはじめます。一度冷静さを欠くと、混乱している周囲と同調するだけでなく、自らの言動が全体の混乱を増幅させる要因ともなり、必ず間違った方向に向かうといっても過言ではありません。
パニックや不安心理が働きはじめるような時に大事な心構えは、例えば弾丸が飛び交う戦場のような場面であればあるほど、ゆっくりとお茶を一杯飲んで一息つくような心持ちで、呼吸を整え、冷静に状況を観察する余裕を取り戻すことです。

また、異常時には一握りの信頼できる情報と不確実な情報源からの信頼できない情報が普段以上に錯綜します。多くの人が中途半端な情報に憶測と感想を加えながら、有益でない形で情報と行動が連鎖していく群集心理に発展します。
このような噂話や行動の連鎖に交わらないというだけのことなのですが、これは人の習性なのか、いろいろなケースを見る限り実際に避けがたいように見えます。こうなると①事態が完全に収束する、②サーバーが落ちるなど強制的に連鎖が途絶える、③別の話題や行動が取って変わる、といった状態になるまでは大体収拾がつきません。
ですので、入ってくる情報のほとんどが増幅されたノイズであるということを念頭に、冷静に状況と情報を見極めつつ、大事な情報を収集して、自分なりに筋の良い仮設を立てる。そして自らの責任と自分の感性で判断を行うことが大切です。

それぞれ置かれている状況は異なりますが、特にお子様や体調を崩された高齢者の方がいらっしゃるご家庭、直接的に仕事にヒットするケースなど、大変な方もいらっしゃるかと思いますが、冷静に乗り越えていきましょう。

問題解決が私の本業でもありますので、危機管理での観点など可能な範囲で相談にも乗ります。ご希望される方はご連絡ください。


それでは皆さま体調管理にはくれぐれもご留意ください。
2020-02-29

About SparkDojo

東京青山にある英語コミュニケーションスクール
英語で「伝える力」を自分の武器として身につけるプログラム
SparkDojoでは、英単語や文法の知識だけではなく、ポジティブな第一印象の作り方からディスカッションの主導権の握り方まで、マインドセット・ランゲージ・テクニックの3つの観点からコミュニケーションスキルを包括的に鍛えます。
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SparkDojo provides English communication skills training for individuals and corporate clients.
We have a school in Aoyama, Tokyo, and we provide a comprehensive training program that includes building a global mindset, increasing language fluency, and acquiring communication techniques for professionals of all levels.
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